「一度、聞いたことのある単語であれば、思い出すことが出来るかもしれません。」
しかし、いくら文型を学んでも、単語を知らなければ、全く役に立たないでしょう。
と言うことで、基本的な単語を,1,000語ほど取り上げることに致しました。
(逆に、聞いたこともない言葉は、いくら一生懸命聞き耳を立てましても、
それは、所詮、ただの雑音に過ぎません。
そこで、会話の習得方法として、出来るだけ早く、いわゆる、橋頭堡を築いて、
そこから戦線を拡大されてはいかがですかと言う提案です。)
何故、1,000語と言いますと、日本の幼児のボキャブラリーは、2歳で、500語、
2歳半で,1,000語程度あるそうです。
先ずは、幼児の会話を目指してはどうかと言う訳です。
親子の会話を想定してください。
易しい3~4語で構成された短文ばかりですが、しかし、間違いなく意思の疎通が図られています。
我々大人は、幼児と違って、抽象的な言葉や概念を取り扱うことが出来ますので、
例え、会話のフォーマットは幼稚でも、高度な内容のものも扱うことが出来ます。
また、日本語教育に使用されています数種類の教科書の第一冊目の新出語彙を勘定しますと、
およそ1,000語です。と言うことから致しまして、
1,000語も有れば、十分会話ができるでしょうと言うことになります。